らうーるの詰将棋置場
詰将棋を作ってみたりそうでなかったり。
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自作出題 その18 解答編
今月の詰パラはいろいろ嬉しいことがありましたが、まずはこっちの出題をやらなければ。

というわけでお待たせしました(?)。解答編です。

BANT012b.png

33香成、同香、42飛成、32馬、同竜、同歩、13角、12玉、23銀、同玉、14龍、同玉、24角成 まで13手詰

★4×5に収まった比較的コンパクトな形。しかし、21の馬や11の金が不気味な感じです。
★初手32香成とすると、同馬で眠っていた守備駒に触ってしまいます。33香成~42飛成は自然な追い方で、単純に合駒を打つと33龍上以下簡単。そのため、32馬と移動合をして、21のスペースを空けるのが正しい応手です。これに同じように33龍上と追うこともできますが、21玉と逃げた形が相当詰まない形になってしまいます。これで困っているようですが……。

小野寺 -不詰感が一瞬漂う。馬取りは意外とみえない。
kaminbo ―5手目がひたすらに見えませんでした。すっきりまとまって良い感じです。
やまかん ―4手目まではこんな感じかなと思ったけど5手目33取って詰まないとはねえ。

★短評はこの部分に集中。32同龍と切ってしまうのが英断の一手。同玉は54角から追えば詰みますので歩で取りますが、逆サイドからの13角が継続手。21玉には41龍~11龍と金を手に入れて詰みます。

三輪勝昭 -収束は既視感はありますが、最終手を作る7手目が12玉で不詰と思い指し難い手になっているのが良い。

★12玉の躱しにも23銀~14龍の大技が決まっての清涼詰となります。この収束は半分借り物ですが、当時の作品の中では綺麗に仕上がったものだと思います。

この記事を書いた直後に24名人戦の対局があります。結果報告は次の出題編で(笑)。
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自作出題 その17 解答編
指将棋のほうに専念したり、風邪をひいたりで、全然更新できずにすみませんでした。

さらっと解答編やっちゃいます。

BANT041.png

26銀、同馬、46銀、47玉、36銀、同馬、56馬、同と、49香 まで9手。

★入玉形ですが、駒数はそれほど多くなく、さっぱりとした感じの図。しかしながら、2枚のと金に加えて馬の利きが強力なので、この守備駒をどかしていくことを考えます。26銀が焦点の捨駒で、同玉には28龍から簡単。同馬と取らせて、馬の働きを限定させることに成功しました。
★46に銀を据えていかにもな形。ここで36銀が重要な一手。同馬と取らせてさらに馬の利きをそらしておく必要があるのです。そして狙いの56馬。12月号のアレとは同じ発想ですが、と金で取らせて49香までの収束はどこか気分のいいものがあるように思います。

kaminbo ―詰め上がりの形が好きです。対称だったらもっと良いのですが(笑)
小野寺 ―牛タンの串刺しをあなたに。

★ちなみに、7手目49香は48銀が唯一の逃れ。56馬に同玉と取ったとき、57に利きます。こんな検討用紛れまでしっかり見てくれている宮原氏には大いに感謝。

宮原航 ―なるほど、2度の銀捨てはいい味ですね。特に2度目の方は少なくともすぐには見えない。しかも7手目香打ちは銀合の限定逃れ。収束の馬捨てはしょっちゅう見るものですが(らうーるさんの短コン作品もこの収束だったような(^^;)、この手順なら詰上がりも映えて好作と思います。

★サロンあたりに出せばいいじゃない、という声もチラホラ。スッキリとした出来ではあるのですが、既視感が強く、作者の個人的な評価は高くない作品です。少なくとも手筋であと数手伸びるか、もう一手目新しい手がほしかった。

三輪勝昭 ―作品としては優秀です。ただしどこかで見た感がある。手筋は一手単位ではどれもどこかで見てるはず。だとしたら組み合わせ?組み合わせの優秀なパターンが同じになり易い手順だと「どこかで見た感」になるのでしょう。この作品はだから他には発表出来ない。しかし、優秀な作品…こんな作品がサイト発表には理想なんではないでしょうか。

★投稿すべきかどうかの基準は悩みどころ。今回の作品はブログ発表で正解だったかなぁ、と思っているのですが(汗
自作出題 その16 解答編
更新が全然できていなくてすみません(汗)

新年一発目、自作出題16の解答編です。

BANT026.png

68金、同玉、79金、同香成、59角、57玉、58竜、同玉、68金、59玉、58金打 まで11手

★意外に難しいという評もあった本作。盤面が広く、年賀詰というにはあまりにお粗末な初形ですが、金四枚の持駒にまとまりました。
★初手27竜などと追うのはご法度で、78玉と逃げられた形が相当詰まない形になります。また、66金や57金は77~87~96の逃げ道が深く、追い切れない形になります。空き王手のラインに呼び込むための68金は妥当なところかと思います。
★さて、68に呼び込んだところでどうするか。単に59角では同玉と取られ、以下58金、69玉、68金、79玉と逃げられ、74の香が利いているため、78金打、89玉、88金打、99玉と、金が一枚足りません。先に79金と捨てておくのが好手段。同玉には57角から簡単なので同香成と取りますが、今度こそ59角が成立。同玉には58金から並べるだけ。
★最後の抵抗とばかりに57玉と逃げますが、58竜が決め手。46玉とさらに逃げられそうですが、55竜!という強手があり、同玉には56金で詰み。44歩はこのための配置ですが、少しもったいないところでしょうか。

小野寺 -とけました~44歩はそういうことね~
三輪 勝昭 ―44歩は働き時が1回だけ?でもピタリとした変化なので良い感じと思います。中学校に発表出来る作品と思うけど。
 
★ただの四金持駒ではつまらないだろうとは思っていたのですが、意外と好感触? やまかん氏からはこんな評も。

やまかん ―難しかったです。大駒消える収束いいですね。65銀が残ってる感じが少し惜しい。三輪さんと同じで中学校でいけると思うし、この持駒なら将棋世界のサロンでもいけると思う。というか優秀作候補と思う。

★優秀作はさすがに無理だろうなぁ、というのは正直なところですが、この作品を投稿しなかったのは理由があります。ちょうどこの作品ができたのが2010年9月末。投稿を考えていたところで10月号を購入し、高等学校16番川畑義美氏作を見つけてしまいました。バックナンバーをお持ちの方はご確認を。
★解説など見ていただければわかりますが、川畑氏作は収束こそ少し緩む印象はありますが、自作よりもより簡潔な形で、かつ変化紛れともに豊富。狙いもより明確にされており、初手の変化の深さは私の作品では及ぶべくもないと感じられました。
★一応自作は収束に比重においているところで別作品とは言えそうですが、「まだまだ自分は甘いなあ」と思い知らされ、投稿を断念いたしました。ただ、せっかくの四金持駒なので、年賀詰モドキということで、この場で発表させていただきました。

さて、次回出題のネタがない!? なんてことにならないように創作もしなければ……。
自作出題 その13 解答編
将棋世界1月号が早くも手に入ったのですが、ある1ページを見て大爆笑してしまいました。タカミチ先生何やってんですか。

さて、自作出題その13、解答編でございます。

BANT057.png

作意:13金、21玉、33桂打、32玉、42歩成、同歩、22金、同玉、42飛成、32金、21桂成、同玉、22歩、同金、33桂不成、同金、12香成、同歩、22歩、11玉、31龍 まで21手詰

★全体的に非常に軽い作品です。4×5の初形は解図欲の湧くところだと思いますが、捻って24桂や24金は21玉で詰みません。素直に13金と突っ込みます。

★ここからは絶対手の応酬に近いのですが、33桂打の重ね打ちから22金は、そのあとの展開で詰むことを見越しておく必要があります。42飛成に対して32金合が最強の応手。後の22歩の叩きを取るためのものですが、予定通り21桂成、同玉、22歩、同金、33桂不成と進めてしまいます。

★33同金で打ち歩の形になりますが、12香成でサラッと解消。気持ちよく雪隠で詰上がります。

小野寺 -その筋か~なるほど
kaminbo -すっきり捌けていい気分です。


★あまりに簡単だから大丈夫かな? と思いましたが、好意的な意見ばかりで驚いています。ブログ出題ならこれぐらいがちょうどいい塩梅なのでしょうか?

ss ―序の紛れがすぐに切れてしまうのでやさしいけど、重ね打ちした桂馬の活用の味が実によい。うまくまとめてあると思うよ。
岩本 修 -序の紛れはすぐ切れるものの、飛が成るまでの手順に少し考えました。

★実際、33桂打からの捌きがメインです。難易度は度外視ですが、33桂打にちょっと考えていただければ幸い。
★これ以上の逆算は利かない、と思っていたのですが、ベテランの三輪氏にすごい図を提供していただきました。

三輪 勝昭 ―こんな図を考えました。

持駒 桂桂歩
玉方 11歩、16と、21桂、22歩、23金、31成香、33玉、35馬、41歩
詰方 13桂、15香、24香、43歩、44飛、53角以上35手詰。

BANT57b.png

★成香配置のあるすごい図面ですが、これが綺麗に捌けます。45桂、32玉、31角成、同玉、21桂成、同玉、13桂、12玉、23香成、同歩、21桂成、15と、14香、21玉、33桂打、22玉、21金、32玉、42歩成、同歩、22金、同玉、42飛成、32金以下、原図と同じで35手詰。

★「打った駒を捨てる」を徹底した逆算とのことで、逆算でありながらテーマ性がある創作方法はとても参考になります。35を馬にすることで、21金~42歩成~22金の味も良くなっています。少なくともこの部分はこの手順を思いつかなければいけなかったと自戒しております。

さて、次回出題はまた古い作品を。在庫が少なくなってきているのが原因ですが(涙)
自作出題 その11 解答編
この前の朝日アマ予選の結果、アマ連レーティングが全国3位の点数になってました。
これにはトリックがありまして、アマ連レーティングは2400を境目に計算式が変わり、2400以上は上昇幅も加工幅も約3分の1になるのです。しかし、2400未満から上がるときは元の計算式で計算されるので、2398というギリギリの点数だった私は、いきなり25点も跳ね上がってしまったのです。

まあ、何言ってんだ、こいつ。 と言われても仕方のないことなのですが(笑)

さて、問題の自作出題その11。早めの解答編です。

BANT060.png

作意:37金、35玉、15飛、同馬、36金、同玉、54馬 まで7手詰

★一見するといかにも両方から空き王手・両王手をしますよ、という形。これをダミーとした15飛が狙いです。初手から紛れが多く、初手に馬を動かせば何かしら詰むように見えます。54馬は56との移動合がありますし、49馬と展開しても詰……

★……んでましたー! 申し訳ありません!

★我が家の柿木将棋は初形からは反応しなかったのですが、元は自分自身の粗末な検討のせいなので、言い訳のしようがございません。結論と致しましては、一路左に寄せれば余詰筋の追いかけの際に玉が広く、なんとか逃れているようです。ただ、何があってもおかしくないので、あえて修正図としては提示しないことと致します。

★実はこの作品、短コン応募にしようか悩んだ作品。ある意味、このまま投稿しなかったのは幸運だったのかもしれません。

やまかん ―初形配置もよいし手順も綺麗だと思います。難を言えば綺麗過ぎて慣れてる人にはすぐわかるくらいですね。でもブログ出題だからこれくらいが最適。
TETSU -3手詰かと思ったら一工夫必要だった。残念ながら49馬で余詰。
小野寺 -ん?余詰あり? 修正はできそうだね  金の使い方がいいね

★不完全作にも関わらず、コメントをいただいた3氏に深く感謝を申し上げます。

★恥晒しついでにこの作品の原図をぶっちゃけてしまいますと。

BANT060b.png

★元はこんな感じだったのです。これなら形もよかったのですが、5手目33銀不成でも、43玉、55馬以下詰んでしまいます。成不成の非限定と言えばそうなのですが、超短編では余詰といわれても仕方がない(というか、この作品に関して言えば、ほぼ不完全作だと作者自身も思っている)ので、断念して作り直したのですが、まさかそちらも余詰とは……。

★検討は柿木任せ、などという甘えた考えはダメですね。気を引き締めたいと思います。

★次回は本作のリベンジ(?)を果たしたいところです。
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