らうーるの詰将棋置場
詰将棋を作ってみたりそうでなかったり。
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将棋世界2010年11月号 詰将棋サロン第3番
最近創作ペースがめっきり落ちています。二つの大会で代表を決めたのもあり、意識的に指将棋のほうにシフトしているのですが、創作も適度にやっていかないと……。

さて、今回はまた軽く過去の入選作解説をしたいと思います。

BANT022.png

将棋世界への入選二回目の作品。将棋世界への入選は今のところ3回しかありませんが、その中ではこれが一番お気に入りの作品です。
 初形は盤面9枚。それなりにすっきりとした初形となっています。32の角を取られながら逃げられると厄介なので、取られない迫り方を考えたいところですが、①13龍は23歩ぐらいで続かない。②36龍は34銀合で詰みません。
 勘がよい方は66歩の存在を見て、一目で気づくかもしれませんが、44金が意外性のある初手になります。32玉には43銀、41玉、63角以下。42玉には43角成、51玉、73角以下簡単です。したがって、同玉と取った手に対し、46龍として上部の拠点を切り替えます。
 33玉には43龍があるので、ここは合駒をしなければなりません。しかし、例えば45歩合では、55角、34玉、35銀、25玉、26龍まで。そこで、35銀を取るための45金合が正解となります。ちなみに飛合は品切れであるわけですが、仮に飛合ができると不詰です。そのための31龍配置であったりします。
 金合でも55角、34玉、35銀、同金までは進みます。そこで33角成!が強烈な捨て駒。よくある筋ではありますが、こういう手が実現すると気持ちがいいものです。そして25玉と逃げる手に対しては14角成!と押し売ります。この角の二連続捨てが狙いで、最後は16龍とスイッチバックしての清涼詰となります。
 
作意:44金、同玉、46龍、45金、55角、34玉、35銀、同金、33角成、25玉、14角成、同玉、16龍 まで13手詰

 変化はあまりなく、予定調和的すぎる印象はありますが、全体的に綺麗にまとまった手順かと思います。
 ただ、この作品において残念なのは玉方66歩の存在。このせいで初手が第一感になる、という意見も内輪ではありました。本来なら外しておきたいところで、将棋世界の解説にも「非限定解消ならなくても良いのでは?」というような感じのことが書かれておりました。しかしながら、実はこの歩は余詰消し。44金、同玉のとき、66角が成立します。55合は46龍以下同様の手順で詰みますし、45玉には56銀、35玉、44角!という手があり、逃げる順番は他にあってもすべて詰んでいます。

 初期のころの作品としては上出来な部類。今でもこれぐらいの作品がたくさんできるのが理想なのです。
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